千明初雄社長(左)ら3世代で開業した河岸段丘カフェ

 雄大な景観を一望できる「河岸段丘カフェ」が、群馬県沼田市久屋原町の国道沿いに開業した。漬物製造の尾瀬食品(片品村東小川、千明初雄社長)が運営する土産店を改築。地元産果物の本格的なパイやキッシュを提供する。尾瀬や日光への経由地にあり、新たな業態で幅広い客層を取り込む。

 店名は、日本一とも称される片品川の河岸段丘が由来。地形と赤城山などのパノラマを見渡しながらくつろげる。

 主力のアップルパイ(1ピース470円~)は、熟成した片品村産リンゴ「ふじ」を使用。果実を煮ない調理方法で本来の食感と甘みが際立つ。季節によりブルーベリーやイチゴなども販売する。キッシュがメインのランチもある。

 同所で30年近く営業した土産物店はコロナ禍で観光客が激減し、休業を余儀なくされた。カフェは周辺住民と観光客の幅広い需要が期待でき、同社の食品製造のノウハウも生かせると判断。吉岡町で焼き菓子店を営む長男の貴行さん(49)がメニューを監修した。店は孫の龍央さん(23)が担当する。利根郡信用金庫と片品村商工会が支援した。

 貴行さんは「3世代で力を合わせ、絶景と本格的なパイで集客したい」と話した。

 午前10時半~午後5時半。火曜定休。持ち帰りもできる。問い合わせは同店(☎0278-22-0555)へ。